> 占者紹介
沖田法瀧(おきたほうりゅう)
三十代の頃、京都北白川地蔵谷の身代わり不動明王との運命的な出会いを果たし、霊感を授かる。真言密教の修験者として権大先達の位を取得するなど修行に励む一方で、身近な人の未来を次々と言い当てたことが評判となった。口コミで人が人を呼び、自宅に訪れる相談者が後を絶たず、熱烈な要望に応える形で鑑定所を持つことに。里子(さとご)に出され、他人の家庭をたらい回しにされた幼少期、四度の結婚、相次ぐ孫の死、そんな波乱に満ちた苦難の数々をまったく感じさせない無垢(むく)で飾り気のない人柄と、溢れる慈愛(じあい)を感じられ、会うだけで元気になれると、相談者が全国から集まる。
人は誰しも一人ぼっちではありません。自分はいつでも一人で生きてきたと思っていても、必ずどこかで誰かに支えられ、関わりを持つことで守られているものなのです。けれどしんどい時には周囲は見えず、視野も狭まっていき、人は孤独に陥ってしまうもの。また、苦しい時には「この苦難は永遠に続くのではないだろうか」という思いに支配されやすくもなります。いつまでつらいのか、どうすれば楽になれるのか。そういった「先」が少しでも見えてくることで、人は少しだけゆとりを持つことができ、周囲で支えてくれる存在にも気づけるようになるのだと思います。あなたは一人じゃありません。少なくとも、わたしがいます。みなさまが笑顔で過ごせる時間が1分でも多くなりますように。微力ではありますが、心から祈りながら、今日も修行に励みたいと思います。