【2025年節分】恵方は「西南西やや西」!恵方巻きのルール
目次
恵方巻きの由来と歴史
恵方巻きの習慣は、主に関西地方を中心に広まったといわれています。
七福神にちなみ「7種類の具材」を巻いて食べることで福を取り込む、という説や、江戸時代の商人が繁盛祈願として始めたという逸話など、いくつかの説が存在します。
現代ではコンビニやスーパーの販促キャンペーンをきっかけに、全国区で「節分といえば恵方巻き」という認知度が定着しました。
なぜ黙って食べる?恵方巻きの“ルール”
2025年の節分は2月2日。
「立春」の前日で、東洋の暦では立春の日が1年のはじまりとされるため、前日の節分は大晦日にあたります。
節分の行事として、今や豆まきと並ぶ定番となった恵方巻き。楽しく美味しく新年祈願をしてみましょう。
作法1:今年の恵方を向く
2025年の恵方(=年神様のいる方角)は「西南西やや西」。
方位磁石アプリなどで、なるべく正確に方角を合わせるとより縁起が良いといわれています。
ちなみに、「西南西やや西」とは255°の方角です。
作法2:願いごとを思い浮かべながら無言で食べる
途中で休まず、一気にかぶりつくのが正式なスタイル。
食べている途中でしゃべると、福が逃げてしまうという言い伝えがあります。
2025年に叶えたい願い事、「こうなりたいな」「あんなことしたいな」などと考えながら食べ進めましょう。
作法3:一本丸ごと食べきる
恵方を向きながら最後まで無言で食べきれたら、年神様とのご縁が途切れることなく1年間ご利益をいただけると考えられています。
切り分けると「縁が切れる」との考え方もあるため、そのままの状態で食べるのが一般的です。
ただし、お子さんや年配の方などが食べ切れない場合は、無理のない範囲でアレンジしても問題ありません。
2025年、何事も大吉となりますように。
「七つの具」で作る恵方巻き
恵方巻きには、七福神の「七」にちなんだ「七つの具」を入れるのが伝統的なスタイル。
以下は代表的な「七つの具」とご利益です。
海老繁栄
桜でんぶ幸運
しいたけ煮身を守る
卵焼き黄色で金運上昇
穴子・うなぎ昇進
かんぴょう厄除け
きゅうり勝利
節分の豆まきやヒイラギ鰯
恵方巻き以外にも、節分に欠かせない行事といえば「豆まき」。「鬼は外、福は内」という掛け声で豆をまくのは、厄災を祓い福を呼び込むため。
さらに、玄関にヒイラギの枝に鰯(いわし)の頭を刺したものを飾る「ヒイラギ鰯(いわし)」の風習がある地域もあります。これは鰯の匂いとヒイラギの棘で鬼を追い払うという魔除けの意味があります。