「癸(みずのと)」の性格、恋愛傾向、仕事運、相性占い【四柱推命】
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四柱推命における十干(じっかん)のひとつ「癸(みずのと)」は、雨や露のように静かでありながら、命を潤す力を持つ存在です。
本記事では、「癸」の基本的な性格、恋愛傾向、仕事運、対人傾向、相性について紹介します。
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目次
「癸」は五行の「水の陰」
「癸(みずのと)」は、陰陽五行説における「木火土金水」の5つの気の「五行」を、陰と陽にわけた「十干(じっかん)」のひとつ。「癸」は「水の弟(と)」であり、陰陽では「陰」とされています。
一滴、また一滴と集まることで動きが生まれる雨や露を象徴します。
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「癸」はどんな性格?
「癸」の基本性格
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たくさんのことに興味を抱くだけでなく、熱心に勉強したり地道に努力できたりする性格です。ただ、それを積極的にアピールするわけではありません。自分の中でじっくりと静かに味わう内向的な一面も持っています。目の前の現実とは違うことを思い描くのも上手で、「こうなったらいいな」という理想をイメージすることも多いでしょう。そして、その実現のために行動するときには慎重さを忘れません。
ただ、ちょっとしたことが気になって嫌気がさし、急に「やっぱりやめた」と短気になってしまうことも。その極端さを調整できるようになると、さらに輝きが増します。
「癸」の恋愛傾向
「こんな恋愛をしたい」とロマンチックな理想を描いているでしょう。そして、理想通りの恋愛を実現するために、自分磨きにも力を入れることができるタイプです。また好きな人や恋人に対しては優しい思いやりを注ぐのも特徴。相手の気持ちを理解して共感することができるので、癒やしの存在になることも多いはず。
ただ、相手のちょっとしたしぐさやクセが気になってしまい、周りからは「そんなことで?」と驚かれながらも別れを選ぶこともあるでしょう。
「癸」の仕事運
とても繊細な感受性は、仕事で大いに活かすことができます。芸術や創作に関わることで活躍できる運もあるでしょう。また、クリエイティビティを求められる仕事であれば、ほかの人は思いつかないことをひらめいて唯一無二の存在感と存在価値を発揮します。
ただ、質にこだわり過ぎて時間をかけ過ぎてしまい、プライベートを犠牲にしないことが大切です。
「癸」の対人傾向
集団の中で強く存在をアピールするタイプではなく、その場の雰囲気に馴染もうとするのが特徴です。また、少人数で話しているときには人の話に上手に共感できるので、優しい雰囲気をかもし出すでしょう。そして、いったん信頼が生まれた相手とは揺るぎない絆を育てることができます。
ただ、何かあると「白黒はっきりさせないとスッキリしない」と対立することも。
「癸」と相性がいいのは?
十干(じっかん)同士の相性は、精神的な結びつきを示します。
相性がいい場合、自然と惹かれる感覚を抱き、相性が悪い場合には、なぜか反発を感じることがあります。ただし、結びつきが強すぎると理性を失いやすくなるということも。
「癸」から見た相性相関図
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一般的に、「癸」と最も相性がいいとされるのは「戊(つちのえ)」です。
その次に相性がいいのは、五行の「木」や「金」の性質を持つ「甲(きのえ)」、「乙(きのと)」、「庚(かのえ)」、「辛(かのと)」とされています。
占いアドバイス
十干同士で見る相性はとても簡易的なもの。四柱推命の広大で奥深い世界のほんの一部に過ぎません。たとえ結果が良くなくても、気にしすぎないで。
「癸」と「甲(きのえ)」の相性
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「癸」が「甲」を育てるような相性です。「甲」に対してあれこれと教えたり情を注いだりしたくなるでしょう。「甲」の前向きさがモチベーションや幸福感を与えてくれるので、「癸」は見返りなど求めずに自分の時間やエネルギーを使うことができます。一緒に細かい部分にこだわると、それぞれの魅力が引き出されるだけでなく絆や信頼がさらに深まります。
十干「甲(きのえ)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「乙(きのと)」の相性
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お互いにすんなりと受け入れ合えて、心地よく一緒にいられる相性です。特に、「癸」から「乙」の喜ぶことをしたくなったり、優しく接したくなったりするでしょう。そのコミュニケーションの中で、ごく自然に「乙」の魅力が引き出されて、穏やかで前向きな空気が生まれるはず。また、意見が食い違ったときには温かい気持ちで歩み寄り合うことができます。
十干「乙(きのと)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「丙(ひのえ)」の相性
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理想に向けて地道に努力する「癸」と楽観的な「丙」。物事への向き合い方や感じ方では、なかなか理解できないこともある相性です。「癸」が「丙」に苛立ち、つい管理したくなる場合もありますが、それはストレスの元。「丙」に対して「こうするべきなのに」という気持ちが湧いたら、距離をおくタイミングだと受け止めるといいでしょう。
十干「丙(ひのえ)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「丁(ひのと)」の相性
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それぞれに細やかさを持っているけれど、だからこそお互いに気疲れすることもある相性。ふたりとも、言葉や表情には出さなくても自分を抑えていて、そのストレスが溜まるとトラブルになる場合も。「癸」の中で「丁」に対して指示や指摘をしたくなったら、離れるのが無難。距離感が近くなり過ぎなければ、平和に付き合いやすくなります。
十干「丁(ひのと)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「戊(つちのえ)」の相性
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心が深く結びつき、お互いにとても居心地の良い相性。ふたりとも穏やかな気持ちで向き合うことができて、リラックスできるでしょう。一緒にいると自然とそれぞれの魅力や長所が引き出されます。また、「癸」が熱心に取り組んでいると、「戊」がドンと構えて支えてくれるはず。ひとりでは投げ出してしまうことでも、前向きに続ける根気をもらえます。
十干「戊(つちのえ)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「己(つちのと)」の相性
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「癸」が自分を打ち出そうとすると、「己」に受け入れてもらえずに足並みが揃わなくなってしまう相性。けれど反対に、「己」に合わせると腹をくくってしまえば、穏やかな気持ちで向き合えるだけでなく、大事にしてもらっていると実感できるでしょう。自分の意志やペースで進めたいことがあるときには距離をおくのが、平和に関わっていくカギ。
十干「己(つちのと)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「庚(かのえ)」の相性
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「庚」から可愛がってもらえるし、いろいろな知識や知恵を授けてもらえる相性。違う部分も多いと感じるかもしれませんが、だからこそ吸収できることがたくさんあります。「庚」からストレートな指摘を受けることもありそうですが、それが「癸」にとっては大きなヒントになり、方向性やするべきことを見出しやすくなるでしょう。
十干「庚(かのえ)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「辛(かのと)」の相性
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ふたりとも細やかな感受性を持っていて、ふたりの間だからこそわかり合えることや通じ合う感覚があるでしょう。「辛」から良い刺激を受けることができる相性です。「辛」から教えてもらえることもたくさんあり、そのたびに「癸」の中では憧れの感情が強くなっていくはず。褒め言葉を素直にかけると、相性の良さを実感できます。
十干「辛(かのと)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「壬(みずのえ)」の相性
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似ている部分が多くて自然と共感できる相性。意見が違うときには、お互いに歩み寄ったり新しいアイデアを出し合ったりできるでしょう。また、根気強く取り組むべきことについては「癸」が、臨機応変さが必要な場面では「壬」が主導権を握ると理想的。尊重し合いながら物事を進め、その中でお互いへの尊敬を深めていくことができます。
十干「壬(みずのえ)」の性格や相性占いを詳しく解説
「癸」と「癸(みずのと)」の相性
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言葉にしなくても、お互いの気持ちを細かい部分まで理解し合える相性。まさに「手に取るようにわかる」という共感が生まれるふたりです。特に、一致団結したときの勢いにはすさまじいほどのものがあります。同じ目標や目的を持つと、一気に最高潮までモチベーションが高まるでしょう。そして、お互いの存在が励みになり、一緒にコツコツと取り組んでいけます。
六十干支の中に「癸」は6種類
十干と十二支が組み合わさることで、全60種類の「六十干支(ろくじっかんし)」が形成されます。この六十干支は、それぞれが陰陽の性質と異なる特徴を持ち、細やかな個性を生み出します。
六十干支リスト
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この中で「癸」の性質を持つ組み合わせは6種類。それぞれの十二支の影響を受け、同じ「癸」であっても少しずつ異なる性格や運勢が現れます。
↓こちらのページで、ご自分の六十干支を確認してみましょう(自動計算あり)。