石井ゆかりの星占い「2024年上半期、星はどう動く?」

石井ゆかりの星占い「2024年上半期、星はどう動く?」

2024年上半期に注目すべき星の動きについて、「石井ゆかりの星読み」より出張・空模様解説。
天体が織りなすストーリーを優しく翻訳してくれる、石井ゆかりさんのイメージの世界をお楽しみください。

はじめに

こんにちは、石井ゆかりです。
今、私がこれを書いているのは11月頭です。思わず目を覆う惨状が日々、報道されています。無辜の人々、弱い立場の人々が次々に犠牲になっていく現状は、許されざるものです。「全体の空模様」は「今の世の中や時代は、星の動きとどんなふうに照応していますか?」という問いに応えようとするコンテンツです。現実と星を結びつけて考える、というファンタジー、あるいはフィクションが現代における「星占い」です。
現状のような大規模な悲惨、残酷な「現実」を、たとえファンタジーだと前置きしたとしても、星占いなどと結びつけようとするのは、まったく時宜を得ない、的外れの、愚かな、無責任なことであろうと思います。

ただ、ひとつだけエクスキューズがあるとすれば、西洋占星術というものは、地球から天の星々がどう見えるか、ということを考えるツールです。
もっと言えば、星占いの世界では基本的に、私たちは「同じ空の下」にいます。人間が小さな惑星で肩を寄せ合いながら生きている、そのことをひとつの「天」に照らして考えるのが、現代のホロスコープです。地上にある様々な境界線、自他の区別も、無窮の天に照らせば、相対的なものでしかありません。
以下は、そんな「小さな星に生きている私たち」を思い出すための、本当にささやかなフィクション、または、純然たる祈りのようなものとして、受け取って頂ければと思います。

2024年上半期 全体の空模様

2024年の上半期は、2023年に起こったことの「復習」あるいは「完成」の時間、というイメージがあります。2023年の流れを振り返り、なぞり、やり遂げる雰囲気があるのです。
片付けていく、始末をつけていく、着地させる、といった捉え方もできるように思います。

1月21日、冥王星が動く

「2023年をなぞる」感とは何かというと、まず、冥王星の動きがあります。冥王星は2023年3月に水瓶座に移動し、6月に一度山羊座に戻りました。
では2024年はどうかというと、2024年1月21日に水瓶座入りし、9月2日に再び、山羊座に戻るのです。冥王星が水瓶座への移動を完了するのは2024年11月20日です。
つまり、2023年の「水瓶座に一度入って、また山羊座に戻る」動きが、もう一度繰り返されることになるのです。

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2023年〜2024年の冥王星の動き

2023年10月7日、パレスチナとイスラエルの紛争が始まりましたが、このタイミングで冥王星と火星が90度を組み、月とドラゴンヘッド-テイルのラインを含んだグランドクロスを形成していました。
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2023年10月7日13時頃(現地時間7時)の配置

山羊座の最後のエリアでの冥王星は、長い時間の中で目に見えない場所に蓄積された力、封じ込められていたマグマのような力を感じさせます。山羊座は山の星座であり、社会の星座です。この冥王星からは、世界を否応なく圧倒し征服してしまうような、強大な、破壊的なイメージが浮かび上がります。

山羊座から水瓶座に冥王星が移動する動きは、ある種の解放、息抜き、分解を感じさせます。それまで1箇所にぎゅっと集まっていた力が、より広く多様なフィールドへと解放され、分散するのです。
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ただ一つしかないと思われていた固定的なシステムが、より多様なネットワークへと分解、拡張していくようなイメージです。その過程では、古い力関係の破壊ということが起こるのかもしれませんが、とにかく山羊座冥王星的な「圧倒的な破壊力・支配力」が、水瓶座的な「分散・フラットなネットワーク・自由・開放系」へとシフトするなら、そこに希望が感じられる気がします。

また、冥王星の水瓶座入りは、AIにまつわる技術革新と社会的な影響を連想させます。水瓶座はテクノロジーと関係の深い天王星に支配された星座で、人工知能とも深く関わっています。この先世界を広く支配する(冥王星)テクノロジー(水瓶座)が今、誕生しつつあると考えることができます。

ちなみに前回の冥王星水瓶座入りのタイミングは、アメリカの独立戦争の時期であった、と説明されることが多いのですが、同時に、蒸気船が発明されたタイミングでもありました。蒸気船の実用化はその後の帝国主義を加速させる原動力となりましたが、奇しくも今また、強力な新しい科学技術が実用化に向かい始め、多くの人を驚かせていることは、とても印象的です。

木星は、5月末まで牡牛座に滞在

2023年5月17日、木星は牡牛座に入りました。2024年5月26日まで、木星は牡牛座に滞在します。2023年後半に取り組んだことを、2024年前半で仕上げる、完成させる、という流れです。

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牡牛座はお金、モノ、所有の星座です。五感の星座であり、価値の星座でもあります。2023年はたとえば、日本で言えば急激な円安や物価高など、経済活動が多くの人の注目するところとなりました。
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2024年はこの木星が、革命・改革の星である天王星に重なります。かなりインパクトの強い出来事を通して、経済・金融システムやそれにまつわる政策が、不可逆的な新しい領域に入っていく、というイメージがあります。一時的な変化ではなく、新たな軌道に移行するというイメージの動きです。
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このことは冥王星の動きにも当てはまります。冥王星も経済や金融に関係の深い星です。2024年の年末までに、新しいスタンダードに乗っかってゆく、というようなことになるかもしれません。

個人の生活の中でも、所有、経済活動、モノに関することが大きく動く年と言えます。今までと稼ぎ方や使い方がガラッと変わる人も少なくないでしょう。経済的な役割分担が一変したり、稼げる仕事とそうでない仕事が様変わりしたりするかもしれません。分配の形式やバランスが、大きく変わる可能性があります。

金星と火星、古いシステムの縛りを抜け出す力

金星と火星が、年明けから並んで動きます。山羊座、水瓶座、魚座で同座し、「愛と情熱」がクローズアップされます。特に、1月から2月半ばは山羊座火星が強く、3月半ばから4月頭は魚座金星が強くなります。年明けは燃えるような激しい力、春は優しい愛の癒しの力にスポットライトが当たるかもしれません。

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この3星座は順々に忙しくなりそうです。特に2月半ばから3月前半は水瓶座に3星、3月下旬から4月頭は魚座に4星が集合し、一つのテーマにガンガン力を注ぎ込む動きが生じます。
これまでやってきたことを新しい軌道に乗せ替えるときの、非常にややこしい、面倒な作業に、敢えて損得を超えて取り組むことになるのかもしれません。
水瓶座と魚座は、損得勘定や格差などを、軽々と越えてゆく世界です。古いシステムからの縛りが最もゆるい二星座が、2024年春は「主役」です。

牡羊座水星逆行、そして食

3月10日に水星が牡羊座入りし、そこから逆行をはさんで5月半ばまで長期滞在します。この間、太陽、金星、火星が相次いで牡羊座入りし、さらに4月9日は牡羊座のドラゴンヘッドで日食が起こります。

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牡羊座は「スタート」の星座ですが、ここでは全く新しいことが始まる、というよりは、新しいことを始めるために片付けておくべきことがある、というイメージが浮かびます。何かの終わりと始まりがビビッドに直結している、ということなのかもしれません。
3月25日の天秤座の月食も、交渉や取り決めの新展開を連想させます。前述のパレスチナとイスラエルの紛争は2023年10月、つまり食の月に始まりました。世界情勢の大きな転換点が、この春に巡ってくる可能性もありそうです。

5月26日、木星双子座入り

5月末、木星が双子座入りします。ここから2025年6月10日にかけて、双子座木星時間となります。

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木星は双子座では、少々荒ぶる傾向があります。双子座自体が嵐と関係の深い星座なのですが、たとえば「議論の嵐が巻き起こる」「論争が勃発する」といったイメージがあります。冥王星もこのタイミングでは批判と反骨の星座・水瓶座に位置していますので、多くの人々を巻き込んだはげしい議論が起こるのかもしれません。
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双子座-射手座(木星支配)ラインは、古くから宗教と関係の深い世界です。宗教にまつわる論争や政治的な動きが、これ以降さらに注目されることになる可能性もあります。
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とはいえ、双子座は何よりコミュニケーションの星座、そして移動の星座です。そして水瓶座は、友愛の星座、公平、自由、平等の星座です。世界が必要としている対話が実現し、多くの人が救われる時間がやってくることを、願わずにいられません。

2024年上半期 星座別占いのご案内

お待たせしました、2024年の上半期占い、リリースされました!
2024年上半期は、2023年に起こった一連のことを「仕上げる」ような時間となっています。

2023年にやり残したことがあっても、2024年前半にやり遂げられます。
2023年に失敗したことがあっても、2024年前半に「リベンジ」できそうです。
粘り強さ、いい意味での「あきらめの悪さ」が、2024年上半期に必要な力なのかもしれません。

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では、あなた自身の2024年前半の「やりとげるべきテーマ」は、どんなことなのでしょうか
以下、12星座別の占いで考えてみました。お楽しみ頂けたら幸いです!

星座別占いはこちらから

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石井ゆかり
いしいゆかり

ライター。星占いの記事やエッセイなどを執筆。「12星座シリーズ」(WAVE出版)は120万部を超えるベストセラーに。「愛する人に。」(幻冬舎コミックス)、「夢を読む」(白泉社)等、著書多数。累計発行部数は460万部を超える。

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