十二支「丑(うし)」の性格、恋愛傾向、仕事運、相性占い【四柱推命】

十二支の「丑」は、マイペース・信念・忍耐強さなどの性質を備えています。本記事では、「丑」の基本的な性格、恋愛傾向、仕事運、対人傾向、相性について紹介します。
目次
「丑」の季節は「冬の1月」
十二支の2番目の「丑(うし)」。
十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「丑」の担当月は1月。二十四節気の「小寒(しょうかん)」と「大寒(だいかん)」の時期です。
担当時間は深夜1時〜3時の2時間。
表面には現れないけれど、ゆっくりと春や朝への準備を整えていく様子を象徴します。

「丑」はどんな性格?
「丑」の基本性格

周りから言われたから、みんながやっているから…という理由で動くタイプではありません。自分なりの理論と視点があり、自分自身の中で納得したことをマイペースに進めていきます。ただ、一度始めれば何があっても粘り強く取り組み、着実に前進していきます。
臨機応変な行動は苦手で、素早くチャンスに手を伸ばすことが求められる場面では人に先を越されることもありますが、本人は「判断材料が十分ではなかったから仕方ない」と受け止め後悔しません。それだけ、自分自身の感覚や判断に正直で、周りに翻弄されない強さを持っているのです。
「丑」の恋愛傾向
結論を急がず、ゆっくりと時間をかけて恋を育てる傾向があります。一目惚れをしたり、出会ってすぐに付き合い始めたりすることはほとんどないでしょう。まずは相手をよく観察するところから始まりますが、いったん好きになればどこまでも一途。ですから、交際は長続きします。
ただ、友達のアドバイスや恋人の意見を聞き入れるのは苦手で、けんかになるとなかなか引き下がれません。意識的に聞く耳を持つと、恋愛がよりスムーズで幸せなものになります。
「丑」の仕事運
まじめで確実な仕事をするタイプです。強く自分をアピールするわけではないので、最初は目立たない場合も。ただ、納得すれば地味な努力でもコツコツと粘り強く続けるので、時間をかけて自分にしかできないことを築き上げていきます。
ただ、質を追求し過ぎると、周囲と足並みがズレてしまう場合があるので気をつけて。スピードを重視すべきときには周りの意見に従いましょう。
「丑」の対人傾向
派手に自分をアピールすることはなく、人に対して穏やかに接していきます。言うことがコロコロ変わったりいい加減なことをしたりしないので、信頼されたり安心感を与えたりすることも多いでしょう。
ただ、自分の信念が強い分、人の意見やアドバイスに耳を貸さないところも。自分とは違う考えも取り入れてみることで、新しい発見ができる場面もあるはずです。
「丑」と相性がいいのは?
十二支同士の相性は、現実的な側面(価値観、結婚後の生活、性生活など)における相性を示します。
相性がいい場合、ふたりの人生において発展性が生まれますが、相性が悪い場合には、感覚のズレが原因で生活面でうまくいかなくなることがあります。
「丑」から見た相性相関図

一般的に、「丑」と最も相性がいいとされるのは「子(ね・ねずみ)」です。
その次に相性が良いのは、西洋占星術のホロスコープ的に見て、自分と120度の関係にある「巳(み・へび)」と「酉(とり)」とされています。
占いアドバイス
十二支同士で見る相性はとても簡易的なもの。四柱推命の広大で奥深い世界のほんの一部に過ぎません。たとえ結果が良くなくても、気にしすぎないで。
「丑」と「子(ね・ねずみ)」の相性



どんな関係であっても、自然と心を許し合える相性。強く信念を貫く「丑」ですが、「子」の話にはスッと耳を傾けることができます。恋愛でも相思相愛で、お互いの長所や魅力が際立ち、一緒にいるほどに絆が強く深くなるはず。結婚しても、歩み寄りや協力を忘れずに周りから羨まれるほど仲の良い夫婦になるでしょう。
「丑」と「丑(うし)」の相性



共感できることが多くて居心地よく関わっていける相性。恋人になってもフレンドリーな雰囲気が漂うのが特徴です。お互いにワガママになれるほど心を許し合えますが、いったんけんかになると仲直りに時間がかかるので気をつけて。また、ふたりとも根気があるので、ひとつのことを一緒に進めるとしっかりと成果をあげます。
「丑」と「寅(とら)」の相性



得意分野が違うふたり。トラブルが起こりがちな相性でもありますが、役割分担をすることが心地よく関わっていくポイントです。根気よくコツコツと物事に取り組める「丑」が裏方に回り、大胆な行動力のある「寅」が表に出るといいでしょう。違う部分を認め合えば、それぞれの成長を後押しできるはずです。
「丑」と「卯(う・うさぎ)」の相性



信念の強い「丑」と楽天的な「卯」は、お互いに反感を抱くこともある相性。一方で、どこかのんびりしたところがあるのは共通点なので、話し合いの結論が出るまでに時間がかかるのも特徴。どんな関係であっても、お互いを理解するのに時間がかかるでしょう。ただ、時間をかければいいのだと腹をくくれば、気のおけない付き合いができるようにもなります。
「丑」と「辰(たつ)」の相性



お互いに「どうしてそんなことを言うの?」「なぜそんなことをするの?」とイライラしやすい相性。友達なのにライバル心が芽生えることがあるでしょう。一定の距離をおいて付き合うのが理想的です。恋人や夫婦になると、ふたりとも主張が強くなってドロドロとしたもめごとも起こりそう。お互いの長所を認め合うことで円満な関係へと近づけます。
「丑」と「巳(み・へび)」の相性



どんな関係でも素晴らしい影響を与え合えるふたり。特に、「巳」がそばにいてくれると「丑」は本来の力を存分に発揮できます。一緒に仕事をすれば大成功、友達同士であればお互いに真心を忘れず長く付き合える親友になれる相性。また恋愛では、「巳」が甘い雰囲気を作ってくれるし、結婚しても変わらずに尽くしてくれるはず。セックス相性も良く、深くて強い絆で結ばれます。
「丑」と「午(うま)」の相性



じっくりと考えて物事を進める「丑」にとって、思い立った瞬間に動き出すこともある「午」は、ハラハラさせられることもある相手。行動のリズムやパターンが噛み合わず、お互いに苛立つ場面も。特に恋人や夫婦になると、「丑」がストレスを溜めてしまうことが多いでしょう。無理に歩み寄り過ぎず、見守るくらいの距離感を意識すると平和に関わりやすくなります。
「丑」と「未(ひつじ)」の相性



距離が近づけば近づくほど、お互いに感情的になったり意見が対立したりする相性。恋愛関係になることもありますが、頻繁にけんかしながらも別れられない腐れ縁になりやすいでしょう。どんな関係でも、争いが長引いたり周りの人を巻き込んだりしてしまうことが多くなります。特に金銭トラブルには注意が必要。必要最低限の関わりに留めるのが無難です。
「丑」と「申(さる)」の相性



それぞれの長所や得意分野を活かし合う協力体制が、ごく自然に生まれる相性。思い切って行動したほうがいいときには「申」がリードしてくれて、慎重になるべきときには「丑」が的確な判断をします。また、「申」の存在は「丑」の視野を広げてくれるはず。恋人や夫婦としても、いつも仲良く力を合わせることができて、円満な関係を築いていけるでしょう。
「丑」と「酉(とり)」の相性



お互いの気持ちをすんなりと理解できるし、サポートし合う空気も自然と生まれる相性。「酉」が細やかな気配りをしてくれることもあり、「丑」は安心して心を開くことができます。セックス相性も良く、恋人になれば大きなけんかなどせず相思相愛で絆を深めていけるでしょう。さらに、夫婦になれば経済的な豊かさも一緒に生み出していけます。
「丑」と「戌(いぬ)」の相性



もともとは、ふたりともまじめな一面を持っている「丑」と「戌」。ただ、一緒にいると堕落しやすくなったり、欲望にブレーキをかけられなくなったりしやすい相性です。また、意見が対立したときには、どちらも譲れなくてイライラが積み重なってしまいそう。恋愛関係になっても甘い空気がなかなか生まれません。「丑」には「戌」の言動がプレッシャーになることもあるので、距離をおくことも大切。
「丑」と「亥(い・いのしし)」の相性



普段はそこまで親しくなくても、共通の目標や目的を持つと上手に力を合わせることができる相性。「亥」がパワフルに行動し、「丑」が微調整をしながらサポートする役回りになるでしょう。ただ、関わり過ぎたりお互いに干渉したりすると、イライラしてしまうこともあるので、ほどよい距離感を大切にすることがポイント。
六十干支の中に「丑」は5種類
十干と十二支が組み合わさることで、全60種類の「六十干支(ろくじっかんし)」が形成されます。この六十干支は、それぞれが陰陽の性質と異なる特徴を持ち、細やかな個性を生み出します。
六十干支リスト

この中で「丑」の性質を持つ組み合わせは5種類。異なる十干の影響を受け、同じ「丑」であっても少しずつ違う性格や運勢が現れます。
↓こちらのページで、ご自分の六十干支を確認してみましょう(自動計算あり)。