「乙酉(きのととり)」の性格、恋愛傾向、男女別の特徴【四柱推命】
目次
「乙酉」は「乙」と「酉」の性質を合わせ持つ
「乙酉(きのととり)」は、四柱推命の十干(じっかん)の「乙(きのと)」と十二支の「酉(とり)」が組み合わさったもの。
「乙」は五行の「木の陰」
「乙(きのと)」は、陰陽五行説における「木火土金水」の5つの気の「五行」を、陰と陽にわけた「十干(じっかん)」のひとつ。「乙」は「木の弟(と)」であり、陰陽では「陰」とされています。
しなやかに風に揺れ、踏まれても立ち上がり、根が枯れない草花を象徴します。
「乙」はどんな性質?
柔軟性や環境への適応力が高く、我慢強い性格です。仲間で集まって地面を覆う草花のように集団行動が得意です。反面、我慢し過ぎたり人をアテにしやすかったりする部分も。
「酉」の季節は「初秋の9月」
十二支の10番目の「酉(とり)」。十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「酉」の担当月は9月。二十四節気の「白露(はくろ)」と「秋分(しゅうぶん)」の時期です。
担当時間は夕方17時〜19時の2時間。
「酉」はどんな性質?
完璧主義・用意周到・熱中などの性質を備えています。
何事もパーフェクトを目指し、そのために細部まで丁寧に分析や計画をするタイプです。自分だけでなく人に対しても厳しくなりますが、細かいことでもずっと集中力も熱中するエネルギーの持ち主です。
「乙酉」はどんな性格?
「乙酉」の基本性格
細やかな心 熱中力 恋はロマンチスト
「乙」の温厚さと「酉」の分析力が合わさって、優しくて気配り上手な性格です。
日頃から、周りにいる人たちの表情や行動をしっかりと見ていて、気持ちを細やかに汲み取りながら思いやりを注いでいくでしょう。ただし踏み込み過ぎることはなく、周りの人が心地良いと感じられる距離感の付き合いができます。ただ、それだけ繊細なことも原因となって、人のちょっとした言葉や態度に傷ついてしまうことも。それでも、人への優しさを失うことはないでしょう。また自分自身のこととなると、好きなことには何時間でも没頭する熱中力があり、聡明なので知識やスキルをどんどん身に着けていきます。
「乙酉」の恋愛傾向
とことん甘い恋を求めるタイプ。ドラマのセリフのように愛の言葉を交わしたり、映画のワンシーンのような演出をされたりするのが理想。そして、その恋愛観を共有できる人かどうかが、恋人選びの大きなポイントになります。雑な扱いをする人や威張る人とは付き合えないでしょう。甘い理想に対して妥協したくないので、恋の回数が多いわけではありません。ただ、付き合い始めると長続きします。
「乙酉」の仕事運
知識をしっかりと活かす能力や陰で人を支える能力があり、これが仕事ではキラリと光ります。一方で、周りと競ったりノルマがあったりする仕事では、精神的な疲弊が大きくなってしまうでしょう。また、独立するより組織の中にいたほうが快適に働けるし輝きます。
セミナー講師や教師、法律関係は適職。歯科医師やレントゲン技師、仲介業や公務員も向いています。
女性の特徴
繊細で優しいので、ほんわかとしたソフトな人と一緒にいると心が安らぐタイプ。反対にキツい言葉を使う人は苦手です。また、趣味でも仕事でもひとつのことを究めるほどに輝きが増すでしょう。
男性の特徴
個性的なファッションをしている人も多いでしょう。同じことを何度も確認するなど神経質な印象を与えることもありますが、お祭りや旅行などみんなで楽しむことが大好きなタイプです。