【2024水星逆行】11月26日からの逆行期間は雑に過ごさないことがカギ

天文学としての惑星の逆行現象とは、惑星が地球からみて通常の進行方向ではなく、逆に動いているように見える現象です。
特に水星の逆行は、1年に3回ほど起こり、約3週間続きます。

星読み的に水星が象徴するものには、交通機関や通信環境、コミュニケーション、ビジネス取引なども含まれているのでこの期間、水星が象徴するものが混乱、停滞するといわれています。
ただし、振り返りができ、内観も深まり、見えていなかったものがみえて、見直しや熟考するにも良い期間でもあるのです。

ローマ神話の神マーキュリーが司ること

占星術における水星が象徴することには、ギリシャ、ローマ神話の神マーキュリー(ヘルメス)の性質が水星のパワーや象徴に強く影響を与えています。
では、ギリシャローマ神話における神マーキュリー(ヘルメス)はどんな存在だったのでしょうか？

• マーキュリーはゼウスをはじめとする神々の伝達係でもあり、商業や交渉、富や幸運旅行もつかさどっている神です。
• 時には泥棒や詐欺の神様でもあり、生まれたばかりのヘルメスがアポロン(太陽神)の牛を50頭盗んだことがエピソードとして残されています。
• スピーディに伝達をして、機転をきかせてピンチを切り抜ける一面もあれば、子どもっぽい一面やずるがしこいところもある庶民的な神様であったようです。
• 庶民には大変人気で、旅の無事や商売繁盛を日常的に願っていたそうです。

そのような、生活に密着しているマーキュリーがいつもとは逆に動く水星逆行の時期は、昔から私たちが利用する交通機関の混乱や、コミュニケーションツールである通信障害、または行き違いなどのシーンでイレギュラーなことが起こりやすいので気を付けるべき時期とされています。

今では、カバーできるツールも進化したので、昔ほど水星逆行の混乱は少なくなりましたが、それでも意識して普段より注意をしているにこしたことはありません。
できればマーキュリー(水星)が気まぐれを起こしても大丈夫なように、大事な契約事や取引などは避けた方が無難かもしれません。

では、今回の水星逆行期間は特にどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか？

水星逆行期間は11月26日の11:43ごろにスタートして、12月15日終日まで続きます。
そして、射手座の中だけでの逆行となり、今回は星座の逆戻り（1つ前の星座に戻ること）はいたしません。

逆行の開始時点での星の配置をみてみると…

• 双子座にいる木星とも向かい合っている影響から、全体的に放置していたとか、雑にしていたことが大きな問題点となるかもしれません。
• 古い考え方や昔のやり方にこだわっているところにも影響が強そうです。
• いつもの水星逆行時よりも金融、保険関係にも影響が強いので、取り扱いには気を付けておきたいところです。
• 問題が発生した時にそのまま放置というのが一番逆効果になりますので、逆行期間中は特に気づいた時点で対処した方が良いでしょう。
• 海外旅行や海外とのやり取りには注意が必要です。
• 仕事とプライベートどちらも影響が強そうですが、ビジネスのシーンでの判断力が鈍りそうです。
  独断せずにひっかかりがあった時点で他人に相談してみた方がよいですね。

逆行期間の前半後半の過ごし方

約3週間の逆行期間といっても、前半の10日間と後半の10日間では若干流れが変わります。

前半（11/26~12/7）

• 前半の11/26~12/7までは特に混乱が起きやすいので内観は深くなり、気づきや見直しには良い期間です。
• 対外的には気持ちの切り替えが大事になってきます。
• 上手に切り替えができる人はそこまでつらくならないはずです。

後半（12/8~12/16）

• 12/8~12/16の朝までは混乱がおさまってきて、再挑戦したいことや新しいアイデアも湧きやすい期間になっています。
• イレギュラーなことが起こらないワケではないので、油断は禁物ですが逆行が明けてから動き出せるように準備をしておくと良いでしょう。

言葉選びに細心の注意を払おう

射手座の逆行中では、飾らない言葉のストレートさや他人の気持ちをあまり考えずに発言することなどが原因となりやすいので、いつもより言葉を選ぶ、なるべくソフトにするなどを心掛けておくと誤解が生まれにくいです。

大事なメールを送る時や、どうしても契約事や交渉をしなくてはいけない時には独りで臨まない、ダブルチェックをしてもらうなどが有効です。
また、過去の例を参考にする、一度諦めてしまったことを再考してアレンジすると良い結果となりそうです。

今回は射手座、双子座、乙女座、魚座の方に影響が強いですが、12星座別に過ごし方のポイントをお伝えしていきますね。

と、気をつけたいことを中心にお伝えしましたが、射手座での水星逆行期間中は、再挑戦や自己成長でき再調整や見直しできる良い期間でもあります。

普段見過ごしていることも、失敗やトラブルから気づけることも沢山ありますし、その失敗を通して修正できる機会や成長できるチャンスを手に入れることができます。
見直しをしておいて良かった！と感じることなども後で経験できるでしょう。

特に後半の12/7~12/16は前半のトラブルや見直し、振り返りからよいアイデアも生まれやすいので以前あきらめたことにも再挑戦してみてくださいね。
逆行期間中に次へ向けて準備をしておくことで、逆行が明けた時にすぐに動くことができるので、勢いに乗れてスピーディに展開していけるはずです。

• なるべく言動をソフトにする
• 話を誇張しない
• 楽観しすぎないでたまには足元をみて
• ハイリスクすぎることは避ける
• 契約やお金のことは慎重に
• 独断しない、ダブルチェックや人との協力必須です
• 再挑戦や再構成をする
• 過去の振り返りをしてみる
• 連絡が途絶えた人に連絡をしてみる

水星の逆行期間中はネガティブな情報を目にすることもあるかもしれませんし、いつもよりも停滞感を感じることもありますが、昔の友達に偶然会う、連絡がきて再びつながるなどポジティブな要素もあります。
ネガティブなことが起こるだけの期間ではないことを覚えておいていただけると、そこまで気にせず過ごせるはずです。

予定通りにいかず、少しもどかしい気持ちやイラついた時には水星逆行中だからかもね…、マーキュリー気まぐれだからしょうがないよね…くらいの気持ちで一息いれるなどしてお過ごしくださいね。