石井ゆかりの星占い「2026年上半期、星はどう動く?」

2026年上半期に注目すべき星の動きについて、「石井ゆかりの星読み」より出張・空模様解説。
天体が織りなすストーリーを優しく翻訳してくれる、石井ゆかりさんのイメージの世界をお楽しみください。
目次
はじめに
こんにちは、石井ゆかりです。
2026年上半期はひとことで言うと、「始まりの終わり」です。
2020年末に水瓶座のグレートコンジャンクションで「風の時代」が始まり、そこから次々に冥王星、海王星、天王星の移動が起こりました。
トランスサタニアン(土星外天体)は、1つの星座に長期的に滞在するため、これが居を変えるときは「時代の節目」という表現を使いたくなるのです。
ゆえにこのところ、毎年のように「時代の節目!」という表現を使わざるを得なかったので、「またスタートの時間?」と思われていただろうな……と、内心忸怩たるものがあったのです。
それが終わるのが、2026年春です。
ごく長期的に見れば、2020年に始まった「始まり」の時間が、2026年4月26日に「完了」する、つまり「始まりが終わる」ということになります。

ゆえに多くの人の生活も、時代の大きなうねりと共に、「動く」ことになるだろうと想像しています。
では以下に、少し細かく見ていきましょう。
2026年上半期 全体の空模様
1月27日、海王星が牡羊座へ
まず1月末、海王星が牡羊座へと移動します。
海王星は2025年春に、既に一度牡羊座に入ったのですが、10月に魚座に引き返していました。
海王星が魚座に入ったのは2012年で、魚座は海王星の「自宅」でもあります。

ですが現実には特に近年、魚座-海王星のもう一つの象意である「犠牲」にスポットライトが当たっていたように思われます。
多くの人々が今、救済を必要としている状況にあって、海王星という救いの星が牡羊座に入るのは、「傷ついた人々を本当に救うための闘い」が始まることを意味していてほしい、と心から願っています。
闘いという血の夢を描くのではなく、これまでに深く傷つきながら顧みられずにいる人々に、海王星が「はじまり」のスポットライトを当ててくれればと思います。
2月14日、土星が牡羊座へ
続いて土星がバレンタインデーに、魚座から牡羊座に移動します。
海王星はイマジネーションや理想、夢と関係が深い星ですが、土星は現実の重み、時間の重みを担う星です。
両者が闘いの星座に並ぶこの配置は、「闘いの理想と現実」を浮き彫りにする、といった象意をイメージしたくなります。
さらに牡羊座は「はじまりの星座」です。
また、土星と海王星がここでコンジャンクション(2月21日)することは、2つの星のサイクルがここで「改まる」「リセット・再スタートする」ということになります。
たとえば、コンジャンクションは太陽と月なら「新月」です。
2つの天体の会合は、その2つの星が刻むリズムが新たなサイクルのスタートラインに至ることを意味するわけです。

2026年2月にも、世の中を大きく「リセット」するような象徴的な出来事が起こる可能性はあります。
特に今は、様々な形で世界中に、生活のあらゆる場面に「分断」が起こっている、と語られます。
ベルリンの壁のような「分断」がここでもふたたび解除されるなら、と思うのです。
4月26日、天王星が双子座へ
天王星は2025年の七夕に一度双子座入りし、その後11月頭に一度牡牛座に引き返しています。

天王星は革命や改革、自由、解体の星です。
2018年から今に至るまで、各地の紛争やコロナ禍のもと、かつてのグローバル経済のシステムは大きく崩れました。
お金やモノの流れが大きく変わり、私たちの生活にも物価高など、ダイレクトな影響が及んでいます。
牡牛座の管轄する経済システムが、天王星的な破壊に曝された、というイメージが浮かびます。
ちょうどこの期間はバイデン政権をはさむものの、第一次トランプ政権と第二次トランプ政権のスタートに重なっているのが、非常に印象的です。
2026年春以降、天王星が入るのは双子座です。
双子座はコミュニケーションの星座、知性と思考の星座、そして嵐の星座です。
天王星は双子座に入ると即、水瓶座の冥王星、牡羊座の土星・海王星と小三角を形成します。

冥王星は「破壊と再生」の星です。
私たちの知的活動、知性そのものが、この時期一度破壊され、その後「再生」されることになる・・・・・・というのは、少々「想像しすぎ」かもしれません。
木星は6月30日まで蟹座に滞在
約1年の流れを掴む上でカギとなる星が木星です。
この時期、木星は蟹座に位置しており、6月30日まで滞在します。
木星は蟹座で高揚、つまり非常に強い状態となる、とされています。
蟹座は保護と慈愛、共同体の星座です。
内側と外側を厳しく分けて、甲羅の中にいれた者達は自分自身と同じように大事に扱いますが、甲羅の外にあるものには手加減のない敵意を向けます。

折しも土星と海王星が牡羊座に入り、内側と外側を分ける考え方と、牡羊座的「闘い」とが結びつくと、かなり厳しい状況が生まれることも考えられます。
ただ、蟹座の木星は本質的には「庇護」であり、器の大きな守りを意味すると思います。
内部と外部の境目は実は曖昧で、蟹もまた、何度も脱皮してその甲羅を大きくしていきます。
「守るべきもの」の対象は、必ずしも絶対的なものではないのです。
当然のように存在している「内側と外側を分けるライン」に新しい眼差しで疑問を抱き、世界をもう一度見つめ直す時、木星という「拡大と成長」の星の真価が現れます。
たとえば、これまで狭い世界に閉じこもっていた人も、「もっと広い場所を自分の世界に変えていける」ということに気づかされるかもしれません。
水瓶座で2月17日に日食、乙女座で3月3日に月食
日食は2月17日に水瓶座で起こります。
土星牡羊座入りの直後の日食で、かなり強い節目感があります。
4月の移動を控えた牡牛座天王星と強いスクエアを組んでいるのも特徴的です。
水瓶座自体が新鮮な破壊力を担う星座なのですが、ここでは未来に向けた「破壊の破壊」が起こるのかもしれません。

後先考えぬ破壊への反論や抵抗、あるいは破壊されたシステムのあとに起ち上げるべきシステムの提案、といったことも、この日食のテーマとなるかもしれません。
3月3日の乙女座の月食は、日本から見える皆既月食です。
時間もピークが夜8時半頃と見やすく、晴れたらぜひ、夜空を見上げたいところです。
魚座に4星が集合し、木星と調停を組む月食で、とても発展的で広やかです。
これまで取り残されてきたもの、見過ごされてきたもの、ケアやサポートを必要としている存在に、強いスポットライトがあたる時間となれば、と思います。

たとえば「良かれと思って」やっていたことが実はあまり「良く」なく、もっと他のやりようがあったということに気づく、といった展開もあるのかなと思います。
愛情や優しさがあるべきかたちに「再設定される」ような時間になればいいなと思います。
水星は魚座で逆行
水星は2月末から3月中旬に魚座で逆行します。
水星逆行自体が「過去に戻っていく」ような動きであり、魚座は「過去」と関係が深い世界です。
ゆえにこの時期、過去の方から大きな感情や思いが呼び起こされる、といった動きが起こるかもしれません。
個人個人の胸中でもそうですが、現在魚座の支配星である木星の位置する蟹座的な「共同体」としての記憶、感情がなんらかのかたちで再現されたり、再生したりする、というイメージも浮かびます。

人間の普遍的な感情のありようと、「現実」とが交差したところに、過去に後悔したようなことを敢えて「繰り返さない」選択はありうるのか。
もしかするとこの水星逆行は、重要な分岐点となるかもしれません。
2026年上半期 星座別占いのご案内
個人の生活の中でも「変動」の気配の濃い2026年上半期ですが、それぞれの星座の人にとってどんな時間になりそうなのか、12星座別に考えてみました。
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