「乙丑(きのとうし)」の性格、恋愛傾向、男女別の特徴【四柱推命】
目次
「乙丑」は「乙」と「丑」の性質を合わせ持つ
「乙丑(きのとうし)」は、四柱推命の十干(じっかん)の「乙(きのと)」と十二支の「丑(うし)」が組み合わさったもの。
「乙」は五行の「木の陰」
「乙(きのと)」は、陰陽五行説における「木火土金水」の5つの気の「五行」を、陰と陽にわけた「十干(じっかん)」のひとつ。「乙」は「木の弟(と)」であり、陰陽では「陰」とされています。
しなやかに風に揺れ、踏まれても立ち上がり、根が枯れない草花を象徴します。
「乙」はどんな性質?
柔軟性や環境への適応力が高く、我慢強い性格です。仲間で集まって地面を覆う草花のように集団行動が得意です。反面、我慢し過ぎたり人をアテにしやすかったりする部分も。
「丑」の季節は「冬の1月」
十二支の2番目の「丑(うし)」。十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「丑」の担当月は1月。二十四節気の「小寒(しょうかん)」と「大寒(だいかん)」の時期です。
担当時間は深夜1時〜3時の2時間。
表面には現れないけれど、ゆっくりと春や朝への準備を整えていく様子を象徴します。
「丑」はどんな性質?
マイペース・信念・忍耐強さなどの性質を備えています。
急がずにしっかりと納得してから行動を起こすタイプ。いったん始めれば自分のペースと信念をとことん貫きます。急な変化は苦手ですが、苦労があっても粘り強く継続するでしょう。
「乙丑」はどんな性格?
「乙丑」の基本性格
地道で誠実 控えめ 優しい 堅実
「乙」のしなやかさと「丑」の忍耐力が合わさって、どんな状況でも地道にコツコツと進んでいく性格の持ち主。
何事にもまじめな姿勢で取り組み、ズルいことをしたり飽きて手抜きをしたりすることがありません。着実で堅実に物事を積み重ねつつ、人に対して優しくいられるのも素晴らしい一面です。周囲の話に耳を傾けるのも忘れないでしょう。ただ、自分をアピールしたり目立つ立場に立ったりすることは苦手。冒険もするタイプではないので、本来持っている能力を活かしきれず宝の持ち腐れになる場合もあります。もともと信頼されているので、少し存在をアピールしてみれば交流や活躍の場が広がるでしょう。
「乙丑」の恋愛傾向
見た目が好みだと自分から動くこともありますが、基本的には受け身になることが多いでしょう。相手からのアプローチで関係が始まり、恋人同士になってからも相手のペースや好みに合わせる傾向があります。相談に乗っているうちに恋愛へと発展する場合も。また、相手のワガママにいつまでも付き合ってしまうこともありますが、これも愛情が深くて我慢強いからこそです。
「乙丑」の仕事運
仕事では、根気強さが大きな武器になります。細かいことや単純なことなど、人が嫌がるようなルーティーンワークもキッチリとこなしていけるはず。その正確さや丁寧さで高い評価や信頼を得ます。「ミスが許されない仕事こそ頼みたい」と思われるでしょう。
情報や数字などを扱う仕事や医療関係、製造業や製品管理、SE、人に何かを教える仕事などで能力を発揮しやすくなります。
女性の特徴
「自分が自分が」とならず、穏やかにどんな人とも足並みを揃えることができます。我慢し過ぎたり引っ込み思案になったりすることもありますが、人と関わるほどに信頼が厚くなっていくでしょう。
男性の特徴
優しくてソフトなので、どこに行っても敵ができません。強く自分を押し出したり大胆な賭けに出たりすることはないけれど、任されたことはキチンとする責任感や親身に相談に乗る面倒見のよさがあります。