「辛未(かのとひつじ)」の性格、恋愛傾向、男女別の特徴【四柱推命】
目次
「辛未」は「辛」と「未」の性質を合わせ持つ
「辛未(かのとひつじ)」は、四柱推命の十干(じっかん)の「辛(かのと)」と十二支の「未(ひつじ)」が組み合わさったもの。
「辛」は五行の「金の陰」
「辛(かのと)」は、陰陽五行説における「木火土金水」の5つの気の「五行」を、陰と陽にわけた「十干(じっかん)」のひとつ。「辛」は「金の弟(と)」であり、陰陽では「陰」とされています。
鉱物が加工されてできた貴金属や宝石のように高貴な性質を象徴します。
「辛」はどんな性質?
感受性が細やかで、自分なりの美意識があります。洗練された品のある振る舞いができるでしょう。ただ、好き嫌いが激しかったり、見栄を張るために贅沢をしたりする一面も。
「未」の季節は「夏の7月」
十二支の8番目の「未(ひつじ)」。十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「未」の担当月は7月。二十四節気の「小暑(しょうしょ)」と「大暑(たいしょ)」の時期です。
担当時間は午後13時〜15時の2時間。
「未」はどんな性質?
繊細・芯の強さ・用心深さなどの性質を備えています。
細やかな心で「傷つかないように、また人を傷つけないように」「失敗しないように」と考えながら動くタイプ。どこか控えめな印象も与えますが、しっかりと強い芯と意志を持っています。
「辛未」はどんな性格?
「辛未」の基本性格
控えめ 思いやり 恋では自由奔放
「辛」の細やかな感受性と「未」の用心深さが合わさって、慈愛に満ちたとても優しい性格です。
自分なりの考えや主張はありますが、それよりも、「みんなはどう思っているだろう?」「無理をしている人はいないだろうか」などと人の気持ちを優先します。自分のことをペラペラと語ったり、自慢をしたりすることもありません。控えめな印象を与えることも多いでしょう。また、いつも周囲を思いやっているのですが、それをあまり表現しないので真心が伝わりづらいのがつらいところ。困っているときに助けを求めるのも苦手です。時には自分を出すと、魅力が伝わったりさらに豊かな人間関係を築けたりします。
「辛未」の恋愛傾向
あまり恋愛の優先順位が高くありません。ただ、言い寄られるとなびきやすい一面も。また恋人に対してはワガママで自由奔放になる傾向がありますが、これは心を開いているからこそできること。嫉妬心や独占欲が強い相手は苦手で、おおらかにすべてを受け入れてくれる人と幸せな関係を築いていきます。愛情表現もたっぷりするように心がけると、さらに愛が深まるでしょう。
「辛未」の仕事運
独特の美的センスや器用さ、そして繊細さが、仕事においては大きな武器になります。また、副業から始めたことが成功して本業になっていく場合もあるでしょう。ただ、堅実にコツコツと同じことを積み重ねたり、細かく厳しく金銭を扱ったりする仕事ではストレスを溜めてしまいそう。
美容師やデザイナー、画家などの自分の感性を武器にする仕事が適職。看護師や栄養士などの細やかなケアを求められる仕事でも活躍できます。
女性の特徴
律儀でおっとりとした雰囲気をかもし出していますが、心の内にはしっかりと自分の主張を持っています。また、美的センスが豊かで、芸術に関する才能もあるのが特徴。
男性の特徴
どこかひょうひょうとしていて、物腰が柔らかです。ただ、周囲の動きや人が考えていることなどを、クールに見ている部分も。また、あえて主張や反論をしなくても、人に左右されない意志があります。