「甲戌(きのえいぬ)」の性格、恋愛傾向、男女別の特徴【四柱推命】
目次
「甲戌」は「甲」と「戌」の性質を合わせ持つ
「甲戌(きのえいぬ)」は、四柱推命の十干(じっかん)の「甲(きのえ)」と十二支の「戌(いぬ)」が組み合わさったもの。
「甲」は五行の「木の陽」
「甲(きのえ)」は、陰陽五行説における「木火土金水」の5つの気の「五行」を、陰と陽にわけた「十干(じっかん)」のひとつ。「甲」は「木の兄(え)」であり、陰陽では「陽」とされています。
真っ暗な土の中から固い地表を突き破って芽を出し、迷いなく天へと伸びる樹木を象徴します。
「甲」はどんな性質?
信念と向上心が強く、責任感があって面倒見がよい大きな器の持ち主です。反面、まっすぐ過ぎて頑固になったり、理解されないこだわりを貫くことも。
「戌」の季節は「秋の10月」
十二支の11番目の「戌(いぬ)」。十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「戌」の担当月は10月。二十四節気の「寒露(かんろ)」と「霜降(そうこう)」の時期です。
担当時間は夜19時〜21時の2時間。
「戌」はどんな性質?
正義感・忠実・忍耐強さなどの性質を備えています。
ピュアで、公平さや礼儀を大切にします。恩がある相手や尊敬できる人には、とても従順。反対に、よく知らない人には警戒心も強いタイプです。また、大きな夢を追うより忍耐強く進むほうが得意でしょう。
「甲戌」はどんな性格?
「甲戌」の基本性格
おおらか コツコツ努力 強い正義感
「甲」の向上心と「戌」の忍耐強さが合わさって、コツコツと努力を重ねることができる性格です。
普段は、和やかな雰囲気でニコニコと笑顔を見せていることが多いでしょう。正直な性格でもあるので、このおおらかさも本物です。ただ、心の中に高い目標を掲げていて、その達成に向けて日頃から人が見ていないところでもしっかりと努力を積み重ねるはず。年月をかけて実力を積み上げ、無茶をせず着実に人生を発展さでていく力を持っているのです。また、正義感や責任感も強く、ときには権力とぶつかることも。それでも、恐れずに「言うべきことは言う」という行動ができるタイプです。
「甲戌」の恋愛傾向
冒険をしたり賭けに出たりするような恋愛はしません。幼馴染や友達の紹介など、人となりがわかっている人と時間をかけてゆっくりと距離を縮めていきます。そして、恋人になってからも誠実に向き合って愛情や絆を着々と深めていくでしょう。自然と恋愛が長続きするタイプです。ドラマチックでロマンチックに恋を演出するのは苦手ですが、尽くし上手な相手が雰囲気を盛り上げてくれることが多いでしょう。
「甲戌」の仕事運
向上心や道徳心、礼儀正しさや正義感は、仕事において大いに活かされる性質です。歴史や伝統のある仕事でも、大切なことをしっかり受け継ぎ、次世代へとつなげていけるでしょうまた、ひとつの仕事に生涯を捧げたり、世襲制の仕事に就く運を持っていたりする場合も。
茶道や華道の師範、ピアノ教師などは適職。住職や神主をすることになる場合も。また漁業や農業など生活に密着した仕事も適職です。
女性の特徴
若いうちから、「年齢のわりに落ち着いている」という印象を与えるタイプ。ただ堅苦しいわけではなく、独特の色気があるのも特徴です。頼まれると断れないお人好しな一面も。
男性の特徴
まじめなモラリストです。腹が立っても、自分の感情よりも全体の平和を優先できます。ただ、我慢し過ぎると身近な人に八つ当たりしてしまうことも。感情を小出しにすると誠実さがさらに光ります。