「己卯(つちのとう)」の性格、恋愛傾向、男女別の特徴【四柱推命】
目次
「己卯」は「己」と「卯」の性質を合わせ持つ
「己卯(つちのとう)」は、四柱推命の十干(じっかん)の「己(つちのと)」と十二支の「卯(う・うさぎ)」が組み合わさったもの。
「己」は五行の「土の陰」
「己(つちのと)」は、陰陽五行説における「木火土金水」の5つの気の「五行」を、陰と陽にわけた「十干(じっかん)」のひとつ。「己」は「土の弟(と)」であり、陰陽では「陰」とされています。
養分を蓄えて農作物を育てる田畑の土壌を象徴します。
「己」はどんな性質?
土がさまざまな栄養を吸収するように勉強熱心で、知識やスキルを習得するのが得意。多芸多才で器用です。ただ、迷いが多くてひとつのことを集中して続けるのが苦手な一面もあります。
「卯」の季節は「初春の3月」
十二支の4番目の「卯(う・うさぎ)」。十二支にはそれぞれに方位や月、時間が割り当てられていますが、「卯」の担当月は3月。二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」と「春分(しゅんぶん)」の時期です。
担当時間は早朝5時〜7時の2時間。
春や朝を迎え、土から芽が顔を出し勢いよく伸び伸びと成長を始める様子を象徴します。
「卯」はどんな性質?
瞬発力・緻密・楽天的などの性質を備えています。
基本的にはソフトですが、思い立った瞬間に動き出す俊敏さの持ち主。しかも細かい部分まで目配りを忘れません。短期間で興味を失うことも多いけれど、「ま、いいか」と気楽に切り替えます。
「己卯」はどんな性格?
「己卯」の基本性格
みんなに優しい 高い柔軟性 恋愛体質
「己」の善良さと「卯」のソフトさが合わさって、慈悲の心に溢れた優しい性格です。
もともと人とのつながりをとても大切にするところがありますが、特に困っている人がいれば放っておきません。さらに、あまり波長が合わない相手にも優しくできるほどの面倒見のよさがあるので、いろいろな人から頼りにされます。そういった柔軟性は、TPOに合わせた服装や振る舞いができるという意味でも発揮されるでしょう。ただそれだけに、気を張る必要のない場では、ややだらしなくなることも。それでも、審美眼が鋭いので外に出るときにはビシッとおしゃれができます。
「己卯」の恋愛傾向
いつも誰かに恋をしていたい恋愛体質。見た目の雰囲気だけで一目惚れをすることもあるでしょう。また、雰囲気作りが上手な人が現れると、一気に恋心を奪われる場合もあります。いずれにしても、本能に従って大胆に動き、恋を進めていくはず。そして交際が始まれば、深い温もりや面倒見のよさを発揮して優しさを注いでいくでしょう。
「己卯」の仕事運
仕事の場面では、慈悲心が活かされるだけなく発想力がグンと高まります。ただ、ひとつのことを続けたりルーティンワークをしたりしていると、その力を存分に発揮できないことも。それよりも、新しいものを生み出したり工夫や改善を加えたりする仕事のほうが能力を活かせるでしょう。
プランナーや商品開発、企画、文筆家や漫画家などは適職です。また、介護関係やカウンセラーなどでも才能がキラリと光ります。
女性の特徴
どんなに年齢を重ねても、どこか少女のような初々しさを放つタイプ。ただ内面には、強い独立心を秘めています。ここぞというときには高い瞬発力と集中力を発揮して行動を起こします。
男性の特徴
年齢を理由にせず、新しいことにチャレンジしたり夢を描いたりできるタイプです。頼まれごとを安請け合いしてしまい大変な思いをすることもありますが、基本的には人の良さは大きな長所。