タロット占い【女帝】の意味|正位置・逆位置・悩み別解釈もまとめてかんたん解説

正位置の女帝は実りを表します。逆位置なら何かが過剰になっているかもしれません。ここでは女帝の恋愛・仕事・対人・決断のほか、シンボルの意味も解説します。
目次
3番目のカード【女帝】の基本意味
「女帝」は、溢れんばかりの愛と実りを表すカードです。カードのあちらこちらに、愛と美の女神・アフロディーテ(ヴィーナス)を象徴するモチーフがちりばめられています。これらは、恋愛や慈悲、友情や母性など、さまざまな形での愛情が溢れていることを描いています。また女帝の周りでは、生き生きとした木々が立ち並び、麦畑も豊作。女帝は、あらゆる実りに恵まれているのです。
そして、3にナンバーを持つタロットである「女帝」のカードは、豊かな生産性の象徴でもあります。
女帝に描かれたシンボルの解釈

女帝のドレス
- ザクロは女性性の象徴
赤いクッション
- 恋愛や結婚への情熱
柔らかな寝椅子
- リラックス
- 仕事よりプライベート
金色の麦
- 経済、人間関係の豊かさ
- 努力の成果
女帝の正位置・逆位置ごとの解釈
女帝の正位置の解釈

正位置のキーワード
実り / 愛情 / 母性と女性性 / 包み込む / ゆとり / 華やか
精神的にも物質的にも満たされ、豊かさを味わっている状態を示しています。不安も不満もない状態だからこそ、周りに愛を注ぐことができるのです。
【正位置】悩み別解釈
恋愛モテモテ! / 想いが通じる
仕事力を合わせる / 利益UP
対人受け止める / 清濁併せ吞む
決断自信を持って進めばより豊かに
女帝の逆位置の解釈

逆位置のキーワード
過剰 / 不足 / 感謝を忘れる / 輝きが失せる / 勝手 / 倦怠感
自分では意識しないうちに、自己中心的になっている可能性があります。置かれている環境や手にしているものへの感謝が薄れ、謙虚さがなくなっている場合も。
【逆位置】悩み別解釈
恋愛愛ではなく依存 / 要求し過ぎ
仕事報われない / 気力も結果も出ない
対人言い訳禁止 / 干渉し過ぎ、され過ぎ
決断自分が得することを優先しそう
女帝を人物やキャラクターに当てはめて読み解く
【正位置】
- 愛情深く、母性的な優しさを持つ。余裕と色気があり、魅力的。
- 女王様的な気質。捧げ物は受け入れるが、NOと言える強さも。
- 怠惰で、先延ばしにしがち。白黒はっきりつけることができない。
- 浪費癖。なんでも手に入るので、モノにありがたみを感じていない。
タロット深ヨミ
タロットでは、右手は能動を意味します。女帝が右手に持っている笏(しゃく)の球体が象徴するのは世界。自分の手の中に世界があるという毅然さも、「女帝」に込められた意味です。愛は、甘く優しいだけでは成り立たないのでしょう。
【女帝】まとめ
愛が溢れるカード、「女帝」は
- 正位置なら物心ともに豊かさが溢れる状態
- 逆位置なら恵まれ過ぎて謙虚さを失う状態
を表すカードでした。しかし、愛する心は本来豊かな幸せを生み出す力。正位置の場合は周りに思い切り思いやりを注ぎましょう。一方で逆位置の場合は、「おかげさま」を口癖にしてみるといいでしょう。